インターネットにのめり込まない為のメモ

パソコンについて基礎的なことから確認したくて読んだ。

かんたんパソコン入門 改訂6版

かんたんパソコン入門 改訂6版

 

 

表紙のイラストから「主婦が写真を管理したり年賀状を作ったりするものかな?」と思ったけど、CPU、メモリなどのハードの知識から、OSや表計算ソフト、音楽や動画編集、ネットの知識まで幅広く載っていた。

 

その中でもネットに関する心構えについて良いことが書かれていたのでメモしておく。

ブログや掲示板に書かれている内容に過剰に反応して、不必要に熱くなることもトラブルの原因になりやすく、注意すべき点です。
反論を書き込む前に時間を置いて、自分にとってそれほど大切なことかを冷静に考えてみましょう。(151頁より)

 

現実の世界では、初対面の人にいきなり自分の秘密を教えたり、なれなれしい言葉づかいをしたり、自分の裸の写真を見せたりしないでしょう。それはインターネットも同じはずです。
他人に知られたくない情報を、インターネット上で安易に知らせるのは危険です。現実の世界でやると問題があることは、インターネット上でもダメなのです。(152頁より)

 

私も過去、必要ない場面で情報開示したり、ネットにはまり過ぎて日常生活や仕事がままならないことがあった。

 

今では特定の時間しかネットをしないなどの対策している。
今後も油断しないよう、インターネットとは適切な距離を取りたい。

【感想】未来の童話

著者について

Twitterでフォロワー40000人以上の高田修三さんという方がいる。

twitter.com

 タイムラインにRTが流れてきたので過去のツイートをざっと拝見。

小説家志望の方で、kindleに作品を出しているとのこと。

 

※後で気付いたが、はてなに登録されてたのか・・・。

zonishさんのプロフィール - はてな

 

未来の童話

今回は、たまたま無料期間だったこともあり「未来の童話」という作品を読んだ。
※現在は終了しているようです。

未来の童話

未来の童話

 

 

 本書はショートショートになっていて

  1. 旗振りロボット
  2. 魔法
  3. 顔より大切なもの
  4. グリーン
  5. 世界で一番
  6. 日本人と労働
  7. 星崎ヒトミの想い
  8. 仕事とゲーム
  9. サンタクロースの正体
  10. しゃべるん
  11. 博士と機械くじら
  12. こころ

以上12作品が収録されている。


全体の感想

「未来の」童話なだけあって
ロボットや科学などテクノロジーの話が多い。

 

SFってここまであからさまなもの?
普段読まないのでよくわからない・・・。
だがロボット三原則の話とか結構好きである。

 

加えて本書は労働disの要素も入っていて、
ベーシックインカムがいかに素晴らしい制度かを語っている。


好きな作品

私が1番好きなのは「博士と機械くじら」。

 

宇宙生物学の博士が機械くじら、機械鳥という
2体のロボットと一緒にある惑星の生物調査をする話だ。

 

ロボットの割には自分の意思を持っており、
最後は「ご主人の為に使命を全うする」というよりは、
自由に生きた結果、自己責任で死んでいくという感じ。

こういうしんみりしたラストの物語は好きなのです。

 

労働dis

作者である高田さんのツイートを見ると、
よく「現代の価値観(労働や結婚)は馬鹿馬鹿しい」と説いている。
堀江貴文氏とpha氏に影響を受けているようだ。

 

2人に関しては私も昔本を読んだことがある。
「効率良く生きて人生楽しましょう」という案は、当時私も素晴らしいと思った。

 

しかし今考えると、本で提案されたことが現実的でないし、弱者のことを考慮してないので個人的には賛同していない。

 

というか提案したことを実行しても彼らは責任を取ってくれないので、
申し訳ないが若者をたぶらかさないで欲しいというのが今の私の気持ちである。
・・・話がずれた。


「旗振りロボット」「日本人と労働」のオチだが、
『もう科学技術が発達して働き続ける必要は無いのに働くのはナンセンスで哀れですよ』
と言っているような気がして、
高田さんの働くことに対する・・・というか、働く人に対する恨みを感じてしまった。

 

ベーシックインカムは実現可能なのだろうか?

私も難しいことはわからない(おい)

 

だが日本の少子高齢化や莫大な借金を考えると
国が国民ひとりひとりを養っていくのは到底不可能だと思っている。

 「日本人と労働」という話では相続税を財源にしてベーシックインカムを実現させているが、そんな莫大な相続税があったとしても借金で消えるんじゃないかと思う。

 

また実際に導入したナウル共和国は破綻したと聞く。

「日本人は勤勉だから大丈夫!」という人もいるが、そもそも日本人である自分が働かないことが確定してるし、勤勉な人はそんな人を見ると勤労意欲を失うだろう。

 

人の変わりに働けるレベルのロボットも、当分先ではないだろうか。

 

まとめ

否定的なことを書いてしまったが、人に迷惑をかけなければ多様な働き方が増えるのは良いことだと思っている。

高田さんには執筆活動を続けて、作品をたくさん生み出してほしい。

 

ちなみに作品は100円で買える。

自販機でジュースを買うより安いので、これを機に読んでみるのもいいかもしれない。

※ちなみに私も、有料の本も買いましたよ!

 

永遠なる命へ: 人間は永遠の命を得ることができるのか

永遠なる命へ: 人間は永遠の命を得ることができるのか

 

 

【感想】シンドバッドの冒険

  

シンドバッドの冒険 (アラビアン・ナイト)

シンドバッドの冒険 (アラビアン・ナイト)

 

 

 「ルドルフとイッパイアッテナ」で有名な斉藤洋さんが書いたシンドバッドです。

斉藤さんが書いたアラビアン・ナイトシリーズは現在4巻出ており、その内この本は最初に発売されたものです。

 

アラビアン・ナイトは語り手や翻訳家によって色々あるようですが、
この本では「バグダッドの豪邸に住むシンドバッドが自分の若かりし頃の7つの冒険を語る」という内容です。

 

実は私自身、今までアラビアン・ナイトをちゃんと読んだことがなかったということと、「大好きなルドルフを書いた斉藤さんの本なら読んでみたい!」と思い、手にとってみました。

 

イラストも写実的で美しく、ところどころきれいな挿絵が入っています。

※カバーイラストを描いている一徳さんですが、カードゲーム「マジックザギャザリング」のイラストを描かれた方です。

 


感想ですが、本当は怖いグリム童話と同じで残酷な描写が多いですね。

 

巨人の島なんか特にインパクト強かったです。
私のような腰抜けなら絶対怖くて仲間の報復なんて提案できないでしょう。。。

 

あと寄生虫のように首に足を巻きつけてくる老人もゾッとしたというか、読んでてこちらまで息苦しくなったような感じでした。

 

「おわりに」で書いてることですが、他のアラビアン・ナイトで、シンドバッドは「船乗り」として書かれることが多いです。

 

しかし斉藤さんのシンドバッドは「商人」です。
冒険でどんなに壮絶な目にあっても元を取ってどんどん豊かになっていきます。商売人の魂ですね。

 

また斉藤さんの作品にみられる「教養が自分の身を助ける」という描写もあります。

 

自分に言い聞かせるよう時々読み返したい。そんな1冊でした。

描かないマンガ家 7 (完)

 

描かないマンガ家 7 (ジェッツコミックス)

描かないマンガ家 7 (ジェッツコミックス)

 

 

続きがすごく気になってたので年内に最終巻が発売されて嬉しい。

最終巻は1話目から衝撃強い。
「え?え!?何か読み飛ばしてないよね!?」って感じ。
5回以上は読み返したと思う。

以下、ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットでは「感動した!」と絶賛される方が多いみたいだけど、最初読んだ時私は結構ブルーになった。
こんな刃、見たくなかった。

刃が手に入れた副産物がショボイということではなく、謙虚で実力相応の自信しか持たない刃を見てて寂しかった。

勿論それが人として良いんだろうけど、俺が知ってるアイツはもういないんだなぁ・・・って感じ。

 

ただ、何度も読み返す内にこの終わり方が主人公にとって一番幸せなのかもな~と納得した。

 

俺は天才じゃなかった・・・

刃はちゃんと漫画を描いたんだよね。

だけど出版社ビルに入って、出てくるまで1ページしかかからず、玉砕。

 

率直な感想として「え、今更!?」と思った。
今まで散々「絵が下手クソ」だの「ストーリーがしょうもない」だの言われてきたじゃん。
ギャグ絵で見て見ぬフリしてた感じはあったけど、マジで天才だと思ってたとは。
「お前ら凡人には見る目が無い」とでも思ってたのかな。

 

・・・そして自殺未遂。
長妻が長期連載を逃した時とか、岡田が会社辞める時とか、「挑戦してダメでも、もう一回チャレンジするだけさ」ってニュアンスのアドバイスしてたのは何だったんだよw
「自分は天才だから凡人の苦労はわからない」って他人事だったのかな。

 

山井さん

軽蔑した。

「お久しぶりです。刃先生」からなんであんな展開になるんや・・・。

刃を元気付けるにはどうすればいいかって山井さんなりに考えたんだろうけど、
私から見れば精神的に刃に依存して、都合の良い奴隷になっているとしか思えない。

 

まぁ刃の為にダンプで連載を獲得するという偉業を成し遂げたくらいだからなぁ。

 

いや、でもあんなの見たくなかった・・・。
特に刃のセックス見たくなかった。

今まで性の話を一度もしておらず、趣味の話でつながっていた友人のセックスをいきなり見せ付けられたような衝撃・・・。

もちろんそんな経験一度もないけどw

 

小沢

刃がクビくくってる前で猫を拾った時「あ、もしかして・・・。」とすごく期待。

刃と目があった瞬間「小沢くーん!!」と心の中で叫んでしまったw

ここで刃を救えるのは彼しかいないだろうな。残りのページ的にも(笑)

 

小沢家すごくよかったな。
ちょっとボロい家に昭和を感じさせる家具。
たくさんの犬猫。
年上の彼女と同棲。

 

昔、学生時代の友人がボロ家に彼女と同棲して夢を追いかけてた。
当時はピンと来なかったけど、あの良さは年を取るとわかるのかもしれない。

 

小沢くんは刃にアシスタント(の練習)をさせるんだけど、最初はGペンで横線をひたすら何本も描き続けるだけ。

私もGペン使って一度だけ漫画を完成させたことあるけど、確かに難しい。

線は思ったように引けないし、すぐに原稿を汚してしまう。

小沢くんのダメ出しがまるで自分に向けられているようでいたたまれない気持ちになったw

 

彼女の茜さんも良い感じ。
小沢くんとのやりとりというか距離感がすごく良い。
恋人というより家族、弟と姉のような感じで良かった。

 

カンナ

刃は小沢家を追い出された後、「こうなったのもあの女のせいだ!!」と逆恨み爆発させてカンナのいる長野まで行く。

 

ここで初めてカンナの旦那であるゲンさんが出てくるんだけど、この人もすごく良いキャラだった。
人柄の良さが台詞や仕草、顔ににじみ出てて、あーこんな人いるなーって感じ。

6巻でちらっと後ろ姿だけ登場したけど、ちゃんと描かれるとは思わなかった。

 

刃がカンナの妊娠に気付いて手を出した時はハラハラした。
他人の原稿を破るくらいなのでカンナにも手を出しかねない。
でもカンナは刃を信用していた。
やはり漫画で打ち砕かれた経験があるからかわかるんだろうか。

 

隠居した老夫婦みたいな生活も羨ましかった。

 

刃から謙虚なナベさんへ

刃はカンナから励まされて小沢の下でアシスタントをすることになる。

等身大の自分を受け入れられず自殺未遂までやった人が、やっと自分を受け入れられた。
ペンネームも刃から本名に変えたのはその決意の表れだろう。

 

ただこの時の刃(ナベさんか)表情が哀愁漂う冴えないおじさんって感じで・・・。
最初に書いたけど、初期の根拠の無い自信で面白いことをしでかし、周りを前進させる刃はもういないんだなぁと思い寂しかった。


そして物語は7年の時間が経ち、専門学校のメンバーの単行本が同時に発売されることになる。

 

恋愛も順調らしく「あーやっぱりコイツとコイツがくっついたかー」と思った。

 

7年後の刃は幸せそうで何よりだけど、個人的には・・・こんな謙虚なの刃じゃないな。

 

私は散々、刃が謙虚になってしまったことを愚痴ってるけど、自分がえりちん先生の立場なら刃をどうするだろう?

たぶん刃の性格は変えない。打たれ強くはする。
で、40歳になっても倉庫か警備員のバイトをしながら漫画の理想論を語り、ちゃんと漫画を描く刃にしている。

まぁこっちの方が悲惨だけど。

 

個人的な感想

この漫画は刃と重なる所が自分にもたくさんあり、そんな刃がどうなっていくのかが見たくて、先の展開がものすごく気になっていた。

私自身漫画家になりたいと思っていたんだけど、文字の羅列をノートに書きなぐるだけで、ネームをきることはなかった。

だから2巻で、刃がパワーズ編集の尾立さんにノートを見せた時、自分の黒歴史を客観的に見せられてるような感覚で苦笑いしてしまった。

 

刃が漫画家になれたのはよかったけど、キャラが別人になってしまったのが悲しかったかな。

 

あと、刃が現状の説明で「完成原稿の満足度は7割か・・・」と言った時もショックだった。

漫画家にとってそれが一番大事かと思っていたけど、現実ってやはり厳しい。

私も刃と同じくらいの年だけど、ちょうど最近、死ぬまでに自分のできること・限界を感じていて、この話を読めたのはタイミングが良かった。


折に触れてはまた最初から読み返そうと思う。

最後に漫画家ナベさんの笑顔。

 

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(203Pより)

 

このダサかっこいい笑顔、すごく良い。

口角の上がり具合が自分の好きなことに夢中になっている子どものようで幸せそう。


良い漫画でした。

 

描かないマンガ家 1 (ジェッツコミックス)

描かないマンガ家 1 (ジェッツコミックス)

 

 

描かないマンガ家 6

 

描かないマンガ家 6 (ジェッツコミックス)

描かないマンガ家 6 (ジェッツコミックス)

 

 

この漫画は最終巻が26日に発売されまして「なんで最終巻の感想じゃなく今更6巻のこと書くの?」かと思われるかもしれませんが、この漫画に関してはどうしてもちゃんと感想を書きたかったので書きます。

以下、ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一言で言うと、刃がガチでどうしようもない人間になる巻だった。


長妻

6巻の予告で「描かない漫画家がまた仲間の為に立ち上がる!」って書かれてたので、

また刃が何かやらかして長妻のケツを叩いてくれるんだろうな~と期待してた。

 

しかし、刃がやったのは、

「クオリティの落ちてる漫画を嫌々描かされてる長妻の為」という建前で、長妻の原稿を破るというどうしようもない愚行だった。

 

このシーンは見ていて心がざわついた。

いつもの刃は、人を見下しアレコレ助言することで結果的に周りの仲間を前進させてきたんだけど、この時の表情からは嫉妬が伺えるので

 

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(38Pより)

 

 

取り繕う余裕もないくらいクズになってしまったんだな・・・。


結局長妻の漫画「アラインゲンガー」は休載になるんだけど、その後長妻の前に平然と姿を現す刃。

何の目的かと思いきや、長妻に礼の言葉を求める。

原稿を破った時に見せた嫉妬の表情から、自分がただ嫉妬しているだけとわかってるかと思ってたが、まさか無自覚だったとは・・・。

 

結果的に刃は長妻に縁を切られる。


カンナ

その後、元カノであるカンナの漫画「ピンク+」の連載が終了するというニュースを見たのをきっかけに、カンナとヨリを戻そうとする刃。

 

原稿破ったときは「刃はここから立ち直れるか?」と少し不安に感じるくらいだったけど、

 

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(99Pより)

 

 

この表情で完全にコイツはもうダメだと確信した。


一方、編集の斉藤さんとカンナの回想シーンは良かった。
登場時から斉藤さんのストレス発散法はいびつだと思ってたけどw
ストレスの元が仕事だけでなく、彼がカンナに恋心を寄せていたのであれば妙に納得できる。

そして刃は、仲間達が前進しているのに、自分だけ何も成果が出せないことに焦る。


羽田(中塚)

長妻の所に来た優秀なアシスタントが、トレース騒動をやらかした羽田だと発覚。
そして刃もそのことを知る。

岡田をストーカーしようとした刃を羽田が止め、
「描けないんじゃなく、描かないんですよね?」
と言い切る。

直後の刃のリアクションが残念過ぎた・・・。


神様

このシーンは今の自分と重なって胸にグサッと来た。

刃はついに漫画を描こうとするも、全然ペンが進まない。

 

そこで長妻に電話して謝罪し、

 

漫画に敬意を払うべき立場であんな事したから

漫画の神様が怒ってるんだろうな・・・

枠線引くにも違和感あって

 

と謝罪に加えて、いつもの中二病を炸裂させる。

長妻には「忙しいから」と電話を切られる。


成果を出すには「情熱や才能で体が勝手に動く」とか「意欲が溢れてくる」とかそういうことはないんだろう。

自分も昔「何かの境地に達すればものすごい才能が開花する」って妄想してた。

 

仮に天才とまではいかず、人並みに成果を出す凡人を目指すとしても、
努力してこなかった人が人並みになるには、ものすごくきつい事を毎日何時間もがんばり続けないといけないんだろうなと思う。
 

そんな訳で妙に引き込まれるものがあり、6巻は何度も読み返してしまった。
そして最終巻も、何度も読み返すくらい衝撃を受けた。

 

 

描かないマンガ家 7 (ジェッツコミックス)

描かないマンガ家 7 (ジェッツコミックス)